安藤組外伝 人斬り舎弟

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昭和24年、安藤昇はH大を中退して不良仲間と渋谷を中心に顔を売り出していた。その頃の渋谷には、飛び抜けて強力なヤクザ組織がなく、体一つ度胸にまかせてのし上がる事を夢見ていた安藤は、虎視眈々と縄張りを狙っていた。その夏、安藤が舎弟の国分、徳重を連れハチ公前を歩いていると、一人の男がぶつかってきた。その男こそ、後の安藤組大幹部・日向謙であった……。

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